花粉シーズンに入り、目のかゆみを訴える人も多くなっていますが、その原因は“まつげダニ”の可能性があるかもしれません。“まつげダニ”と花粉症の違いや対策を取材しました。   ◇ ついに花粉シーズンが到来しました。街の人に、花粉症の辛い症状について聞きました。 60代 「目! かゆいのと、かぶれるんです、目のふちが」 20代 「1番つらいのは目のかゆみと鼻ですね、ゴロゴロちくちく」 50代 「目を出したくなるような…点眼薬をばりばりさしてた」 辛いその「目のかゆみ」は、実は花粉じゃなくて、ダニのせいかもしれないんです。 その正体は、“まつげダニ”です。顔にすむダニが、まつげの根元に寄生したものです。 専門医の加治優一医師によると、“まつげダニ”は21歳から60歳で5割以上、61歳から90歳で約7割の人に寄生していて、2人に1人以上に寄生している可能性があるのです。さらに、年齢とともに寄生する人が増える傾向があるといいます。 多くの人は症状が出ることはありませんが、肌の雑菌が増えるなどして“まつげダニ”が増えると、目のかゆみやごろつき、痛みといった症状が出ることもあります。 花粉症と症状が似ていて、医師でも見分けが難しいといいます。 松本眼科 加治優一医師 「診察用の顕微鏡で見ても区別つかないことが多くて、最終的にまつげ抜いてみて初めてわかるって場合も多いです」 さらに、花粉症の治療が、“まつげダニ”の症状を悪化させてしまうおそれもあるといいます。 松本眼科 加治優一医師 「(花粉症の)症状をはやくおさえるためによく使われるのが、ステロイドホルモン剤。漫然と使い続けると、肌の免疫が落ちてきて、まつげ抜いてみると、ダニが10倍くらい増えていたということがある」 ステロイドの副作用で免疫が下がることで雑菌が増加し、“まつげダニ”が活性化する可能性があるといいます。    ◇ このやっかいな“まつげダニ”を防ぐ方法はあるのでしょうか。 東京・渋谷区にある会社「MediProduct」が販売しているのが、まつげの根元や毛穴を洗う専用のシャンプーです。 MediProduct 久保田恵里代表 「目の際まで、まつげも一緒に洗えるシャンプー」 洗顔したあと、まつげの根元の汚れを落とすように優しくマッサージして洗い流します。 MediProduct 久保田恵里代表 「物理的に目の環境を清潔にいたしますので、“まつげダニ”の繁殖を防ぐという意味で効果的」 身近にひそむ“まつげダニ”。見落としがちな目元のケアが大切です。 (2023年3月3日放送「news every.」より) #目のかゆみ #まつげ #まつげダニ #日テレ #newsevery #ニュース ◇日本テレビ報道局のSNS Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24 Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/?hl=ja TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news Twitter https://twitter.com/news24ntv ◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP https://news.ntv.co.jp

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