11月5日のアメリカ大統領選に向けた副大統領候補同士の討論会が10月1日夜、ニューヨークで行われた。CBSニュース主催の討論会は、共和党候補のJ・D・ヴァンス上院議員がさまざまなテーマについて「カマラ・ハリス政権」の政策や不法移民がその原因だと非難する一方、民主党候補のティム・ウォルズ・ミネソタ州知事はドナルド・トランプ前大統領がアメリカに恐怖と混乱をもたらしていると非難した。 大統領候補同士の9月の討論会と異なり、2人の副大統領候補は「あなたの言うことに一部同意です」と丁寧な態度をとるなど、相手を面と向かって罵倒する場面は終盤までなかった。しかし、選挙結果をヴァンス候補が承認するかと最終盤になって司会者が質問すると、両者は対立。ウォルズ氏が、「ドナルド・トランプは2020年大統領選で負けたのか」と面と向かって問いただすと、ヴァンス氏は「大事なのは未来だ」などと、質問に直接答えなかった。そのため、ウォルズ氏は「今のが決定的に最悪な、答えになっていない答えだ」と批判した。 90分間にわたった討論会は、CBSの司会者2人が候補たちの発言の真偽をファクトチェックしないという取り決めのもとで行われた。中東情勢、大型ハリケーン被害と気候変動、移民対策、経済政策、人工中絶や不妊治療など生殖に関する権利、銃による暴力、医療保険、選挙結果を受け入れるかどうか――などのテーマが取り上げられた。 BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/japanese/articles/cjwd7ex199go YouTubeのBBCチャンネル登録はこちらから。http://goo.gl/tYDMwU BBCニュースの日本語ツイッターはこちらから。https://twitter.com/bbcnewsjapan

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