1965年7月28日に放送された「花椿ショウ スターの広場」から、加山雄三&ザ・ランチャーズが演奏のブラックサンドビーチです。リードギターは加山雄三で、フェンダーのジャズマスターを弾いています。この番組はザ・ベンチャーズと加山雄三との長きに渡る交流のきっかけとなりました。映画「エレキの若大将」ではテスコのギターが使われていますが、実際の演奏はこの音源と同じく、加山雄三&ザ・ランチャーズがフェンダーを使用であったと思われます。この番組に出演した際のメンバー構成ですが、当時番組を実際に見たという方の証言では「リード:加山雄三、サイド:堤光生、ベース:岩崎道夫、ドラムス:喜多嶋瑛」であったとの事。しかし関係者によると、堤・岩崎の両氏はまだランチャーズに参加前であったという事です。通説では喜多嶋修・大矢茂の両氏は高校生であった為、TV出演やコンサート活動には参加できなかったという事になっていますが、その関係者によると初期の頃はTVにも出演していたそうです。また、この音源のベースは、どう聴いても喜多嶋修だそうです。堤・岩崎の両氏が参加している「サポート・ランチャーズ」は1966年以降だそうです。映画「歌う若大将」で映像として残っています。動画のサムネイルは「リード:加山雄三、サイド:大矢茂、ベース:喜多嶋修、ドラムス:喜多嶋瑛」です。 この音源は消滅してしまった「ベンちゃん’s ア・ゴー・ゴー」という、ザ・ベンチャーズに関しては日本一詳しいウェブサイトの主催者様から譲り受けた物です。今年初めに彼の訃報を聞き、貴重な音源を後世に伝えるべく封印を解きました。 追記:同じ時期に「ザ・ヒットパレード」で共演した際の写真を確認しましたが、「リード:加山雄三、サイド:大矢茂、ベース:喜多嶋修、ドラムス:喜多嶋瑛」でしたので、「花椿ショウ スターの広場」も同じであったと思われます。

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