新築マンションの価格高騰が止まりません。大阪市内のマンションの平均価格は約6000万円に上昇し、ますます手が届きにくくなっています。  「不動産経済研究所」は21日、新築分譲マンションの市場動向を発表しました。今年度の上半期=4月から9月までを調査した結果です。  近畿2府4県のなかではやはり大阪市内が一番高く、1戸あたりの平均価格は5990万円だということです。  この価格は、昨年度の上半期と比べると43.6%もアップ。なぜこんなにも値上がりしたのでしょうか? (不動産経済研究所 笹原雪恵所長)「特に大阪市内の梅田における単価がぐっと高いマンションというのが発売されたことによって、大阪市内の価格が上昇していますね」  例えば、うめきた2期エリアに建築中で、最上階は25億円と話題になった「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」。こうした超高級マンションが販売されたことで平均価格を押し上げたようです。  では郊外なら安いのかというと、大阪市内を除く大阪府下の平均価格は5162万円です。 (笹原所長)「昨今のマンションというのは駅近もしくは駅前という立地に割と集約されてきていますので、(徒歩)10分圏内ぐらいのマンションというのが今主流になってきています。(以前と)立地の違いというのも価格には違いとして乗ってきているのかなというところです」  新築マンションは、ますます高い買い物になっています。

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